2022.09.02
「若者にチャンスと環境を与えたい」という創業時の想いにより、ペンシルではインターンシップなど様々なカタチで学びの場を提供しています。
ペンシルにどっぷり浸かった個性豊かな学生が、一体何を学び、どんなことを感じたのか?を紹介する「ぴぃ学」。今回は、福岡大学 商学部 太宰ゼミからインターンシップに参加した「樋口 瑠星」さんの声をお届けします。
宮崎県出身の樋口と申します。中学から高校まで五ヶ瀬町という雪が降る町で寮生活をしておりました。学校と寮では、スマホやパソコンなどは持ち込み禁止で、スマホなどの電化製品を本格的に使えるようになったのは大学からです。
休日は友人と喋るか、徒歩30分のコンビニに行くか、川に遊びに行くかしかすることがない、一昔前の田舎学生でした。6年間、毎年草鞋づくりを行い、田植えや稲刈り、茶摘みも行ったことあります。
そんなWEBとは無関係な自分が、インターンでWEBコンサルのペンシルにいるとは…
大学では、太宰ゼミでPOSデータを用いたデータ分析の手法やマーケティングを学んでいます。
今回、インターンに参加したのはゼミでの学びが大きかったです。データ分析の派生で連携している企業からGoogleAnalyticsのビュー権限やアドエビスのデータをもらい分析をすることがありました。そこで実際にWEBの分析を学び、提案などを行う中でWEB業界で働くことに興味を持ちました。そこでゼミと繋がりのあるペンシルを太宰教授に紹介され、インターンに行きたいと考えました。
まず、学生のレンタカー需要の調査をすべく、Googleフォームを用いたアンケート調査を行いました。調査対象は福岡大学の学生。回答数を稼ぐために、ゼミの教授の授業の開始3分ほど頂き、受講生にフォームの回答をお願いしに行きました。結果、110人を超える回答を得られました。福岡大学生だけで110人以上の回答者を集めることができたのは大成功だと思っています。
アンケートと言っても適当に作成すればいいわけではなく、目的を決めて、回答者が回答しやすくなるように設問にストーリーを設けるなど、ユーザーファーストで考えることが重要だと学びました。
他にも想像しただけで答えが見える設問ではなく、回答がバラけると思う設問を設けることが大切であることも学びました。
また、講義で回答をお願いし回答数を集めたことで、自分から行動することの大切さを肌で実感することができました。
アンケート結果の報告書をクライアント向けに作成しました。報告書と言ってもただ結果を羅列するだけでなく、結果からの考察や考察から得られる集客の施策案を提示するような報告書です。
私はアンケート結果の考察と施策案が紐づくように、報告書を作成することを意識しました。
最後に、アンケート結果をもとに考えた施策の中の1つをクライアントに評価していただき、実際に試運転でやってみる方向まで話が進みました。
施策を考える際に「引き算の美学」を元に考えていきました。結果を羅列していき、一緒に考えられるものをグルーピングしていくことで、重要な箇所が明確になっていき、結果と施策につながりをもたせることができたと思います。
公式LINEで実際に使用するバナーと文章の作成を約4ヶ月分行いました。
私はデザインの知識がないため、勉強しながらバナーの作成を行っていきました。
同じ文字でも配置や大きさが違うだけで全体のイメージが変わるので、答えを見つけることがなかなかできません。
強調したい内容を考えたり、強調の仕方を考えたりするなど、1枚のバナーでもユーザーに伝えたい部分や認識してほしい部分が様々なため時間をかけ過ぎてしまいました。
また、文章でも全体の流れやバナーとのつながり、訴求の仕方など考えることが数多くあり、バナーと共に時間をかけ過ぎてしまっていたと思います。時間が有限であることを意識させられた失敗談です。
一方で、学びもありました。答えのない作業を行う際の時間配分の大切さです。
自分で10分程度考えて出なければ1時間考えても答えは出ません。そんな時には、先行事例などを調べて自分にない考え方を取り入れていくことが大切になります。
自分の考えと事例の掛け合わせで、アイデアが生まれていくと思います。私は案が出ないのに考え続けてしまう癖がありました。
しかし、アイデアが止まった際にバナーのまとめサイトなどを見るように意識づけしたところ、手が止まることが圧倒的に少なくなり作業効率が上がりました。この学びは、前半のうまくいかなかった経験があったからこそ、実感できたことだと考えています。
クライアントのホームページの上にある古い記事コンテンツのUI/UX改善を行いました。スマートチーターを使用してヒートマップを見たり、遷移先・遷移元を見たりしながらどういう構成にすれば、ユーザーがサイトを見やすくなるか考え、構成案を作成するという業務です。
UI/UX改善は対象ページをきれいにすればいいわけではなく、ユーザー目線で使い勝手をよくすることが重要です。そのため、遷移元や遷移先、ヒートマップなどを参考にユーザー像を作り上げる必要があります。
そして、構成を再編成し導線を強化していきます。しかし、私自身は改善方法についてうまく導線を作ったり、構成を考えたりことができず、前半の時間の大半を浪費してしまいました。ページを改善するとなると文章の再構成、画像を差し替える必要があるかないか、適切な遷移先の導線の確保など、様々なことを考える必要があります。
今までWEB分析を行う上では、サイトの遷移先や遷移元、ページスピードなど目に見えてわかる部分にしか注意していませんでした。しかし、自分自身で分析と改善を行う経験をしたことで、分析の先を考えられるようになりました。
具体的には、ユーザーの滞在時間が長く直帰率も低いが、導線が弱いという事例があった際に、今までは導線を強化しましょうという提案だけだったのが、ページに関係するバナーを入れたり、文章の順番を入れ替えて流れをよくしたりなど具体的に解決策を考えることができるようになりました。
6月からの3ヶ月、長いようでとても短い3ヶ月でした。短いと言っても一つ一つの業務が濃密で、集中している時間が長いため短いと感じていたのだと思います。毎回もう19時?!となっていました。
このインターンは、私の考え方や作業のやり方、時間管理を見直し、成長する機会を与えてくれました。宮崎の田舎で過ごしてきたため、時計を見る習慣がなく、スマホもパソコンも使用できなかったため、パソコン作業での時間の使い方がよくわからない状態でした。
実際、インターンの前半は時計を見ることがあまりなく、作業の時間配分を全く考えていませんでした。しかし、現在では1時間はこの時間にすると決めたり、約30分ごとに時計を見て時間を確認したりなど、限られた時間を意識するタイミングが増えました。
また、ゼミで独学でWEB分析を学んでいた際には分析止まりだった考え方が、分析の先の改善案まで考えることができるようになったのは、自分の中でとても大きな成長だと考えています。インターンに来なければ絶対に体験することができなかったバナー作成、WEBページの改善、スマートチーターでヒートマップを見ることができたのはかけがえのない経験です。
他にも、このインターンを通して「社会人」と「学生」の違いがわかりました。一番の違いは「責任感」の大きさの違いです。「責任感」と言っても真面目に作業を終わらせることというわけではありません。1つ1つの業務を自分ごととして考えることが「責任感」だと考えます。自分が主体である意識を持つことで、業務に責任を感じ、不足している知識を学ぶ意欲が出て、どうしようもない状態になった時に上司を頼ることができるのだと思います。能動的に動くことにもつながるのだと考えます。
一方で学生は受動的な動きが多いです。私自身もそうでしたが仕事をもらい終わらせて、上司(先生)に確認してもらえばどうにかなるだろうと考えます。しかし、それだと業務の効率も悪く、自分は成長しません。自分ごととして考えられる割合が高くなればなるほど、成長できるのだと思います。そして、その「責任感」の違いこそが「社会人」と「学生」の違いなのだと理解しました。
うまくいかないことやうまくいったことなど色々あり、濃い時間でした。
ペンシルにインターンにきたからこそできた経験だと思っています。ペンシルでインターンできてよかったです。
これからの人生ではこの3ヶ月で培った考え方や力を活かして様々なことに挑戦していきます。
株式会社ペンシルは、企業のウェブ戦略を成功に導く研究開発型のウェブコンサルティング専門会社です。独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のウェブサイトを分析し、ウェブからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施しています。ウェブサイトの目的と目標を明確にするコンセプトワークから、アクセス分析、マーケティング、競合調査、企画提案、ウェブサイト制作など、ウェブサイトの入口から出口までを総合的に支援しています。ペンシルは「インターネットの力で世界のビジネスを革新する」を企業理念に掲げ、常に新しいインターネットの可能性に向けて挑戦を続けています。
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