ペンシル✕学生 ぴぃ学

ぴぃ学、呂少花の場合

2023.01.27

ぴぃ学、呂少花の場合

「若者にチャンスと環境を与えたい」という創業時の想いにより、ペンシルではインターンシップなど様々なカタチで学びの場を提供しています。

ペンシルにどっぷり浸かった個性豊かな学生が、一体何を学び、どんなことを感じたのか?を紹介する「ぴぃ学」。今回は、麻生情報ビジネス専門学校からインターンシップに参加した留学生「呂 少花」さんの声をお届けします。

田舎から留学へ!

麻生情報ビジネス専門学校  呂 少花(リョ ショウカ)

今、麻生情報ビジネス専門学校に通っています。
呂 少花(リョ ショウカ)と申します。

私は中国の広東省の小さな村に生まれ、5人兄弟に囲まれて育ちました。性格は、良く言えば「天真爛漫」で、率直に言うと「能天気」な人です。勉強は大の苦手で、時間があると、音楽を聴くやらテレビを見るやら。

年齢的には兄弟の真ん中にいて、ものすごく大きな志などがあったわけでもなく、大きな夢を語った記憶もなく、田舎の専門学校に入り、卒業後は村を出て、都市の金融会社で働いていました。普通に生きて来たと思います。

しかし、コロナ禍を境に全てが変わりました。

6年間働いた会社を辞めたのをきっかけに、自分の旅行管理会社を立ち上げました。営業利益が黒字に転じた暁に、旅行業界がコロナに襲われ、会社が倒産…闇のど真ん中に立たされました。

村から出て、次は国を出よう、と決断をしました。もちろん親からの支援などもなく、10年間の貯金と留学ローンを組んで日本留学の道へ歩み始めたのです。人は意外と、逃げ道がなくなった時に、心置きなく全力で前に進められるのです。

来日して6ヶ月目、日本語能力試験3級に合格し、更に半年をかけて 2級の合格証を取得しました。2ヶ月間の勉強を通して、日商簿記3級も受かりました。やや無理な計画を立てましたが、順調に進められて自分にも驚きました。勉強が苦手な私が唯一貫いたことは、ただ粘るだけです。心が折れそうな時は、もう一日頑張って見ようと自分に言い聞かせました。

この経験を通して、私が大事にしている言葉があります。それは「暗闇にいるからこそ、希望の光が見える」ということです。どうにもならないと思い込んでいる時こそ、もう少し粘って見よう。一寸先は闇ではなく、光かもしれませんから。私はこれからも物語を綴り続けて行きます。今度こそはっきりと理想と志を持って未来へ歩みます。

インターンシップ参加のきっかけ

インターンに参加するきっかけといえば、学校からの「福岡市外国人留学生インターン参加募集」という紹介で、応募しました。ホームページの「インターネットの力で世界のビジネスを革新する」という理念の言葉に惹かれて、色々会社のことを調べました。調べれば調べるほど、ペンシルという会社のことをもっと知りたいと思いました。

それから、11月の「九州レインボープライド」というイベントに参加した際に、もう一度ペンシルという会社名を目にしました。
LGBTQを始めとするセクシュアル・マイノリティ(性的少数者)を筆頭に、世の中の差別や偏見から子どもたちを守り子どもたちが前向きに、自分らしく生きていく事ができる社会の実現を目指して行われるイベントです。私は当事者ですが、ペンシルが活動のサポートをしていたことに感動しました。

そして冬期インターンシップでペンシルに応募することにしました。ペンシルからインターンシップの合格メールが届いたときは、とても驚いたのを覚えています。

2週間のインターン

2週間のインターン

学校の授業もあり、午後からインターンをすることにしたので、毎日3時間を過ごしました。

正直、時間が足りなかったなという気持ちです。

もっと皆さんと一緒に仕事をしたい、もっと勉強したいという気持ちで胸がいっぱいです。

ペンシルのインターンシップを通して、今後も役立てそうな沢山の知識を得ることが出来ました。

私がペンシルのインターンで行った業務は
・ブライダルのサイトの課題抽出や、そのプレゼンスライドの作成
・不動産会社のリサーチと改善案の考案
・不動産会社の企画考案
・日本と中国の奨学金の違いについてのリサーチ
などです。

企業のホームページを調査し、改善案を出す中で、売り上げを上げるためにどのようにサイト改善をしていくのかを学びました。WEB サイトの構造に関する知識にも興味を持ちました。
インターンの仕事中、自分が成長していることが感じられました。とても嬉しいです。

私にとって WEB コンサルティングは全く新しい概念で、初めてその仕事内容に触れました。最初は SEOの意味すら分からなかったのですが、ネットで検索したら、検索エンジン最適化の意味であることがわかりました。

先輩たちが親切に仕事のことを詳しく説明してくれ、質問にも優しい日本語で回答してくれたので、リサーチや検索されているキーワードに関する知識が増えました。
先輩たちの足を引っ張らないよう、必死に勉強し、そのうち仕事にも慣れて、周りの方々のお役に立てるようになって、自分が必要とされている嬉しさで胸が熱くなりました。このような新しい領域を知ることは非常に楽しく、充実していました。今後ITエキスパートの勉強をして資格を取る予定です。

求めていたのは、ペンシルのような会社でした

求めていたのは、ペンシルのような会社でした

これまで私が経験した、世の中の性的マイノリティに対する態度は想像より遥かに厳しかったのです。

過去働いた会社では、色眼鏡で見られたり、陰で悪口を言われたり、沢山つらいことがありました。

安心して仕事が出来る場所、人の前で偽りのない自分をさらけ出し、他の人と理解しあい、助け合える場所はないのだろうかと、思ったことが何度もあります。

ペンシルは来日して初めてのインターンシップです。自分みたいな外国での仕事経験がなく、年齢を重ねていて、その上性的マイノリティである人は煙たがられるのではないかと、出勤初日は心臓が喉から出るほど緊張しました。

ですが、そんな心配は不要でした。すぐに緊張感が解けました。
人の温かみにあふれるオフィス。多様な価値観を受容してくれるオープンな雰囲気。私は今まで家族にも社会にも受け入れられている感がなかったのです。

でもここで、人の優しさを知り、人にも優しく出来るようになりました。偏見や差別から解放され、ありのままの自分で過ごせました。ここは理解に溢れる場所、多様性に満ちあふれている場所だと、身に染みるほど感じました。

ペンシルの皆さん、本当にありがとうございました!

株式会社ペンシルについて

株式会社ペンシルは、企業のウェブ戦略を成功に導く研究開発型のウェブコンサルティング専門会社です。独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のウェブサイトを分析し、ウェブからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施しています。ウェブサイトの目的と目標を明確にするコンセプトワークから、アクセス分析、マーケティング、競合調査、企画提案、ウェブサイト制作など、ウェブサイトの入口から出口までを総合的に支援しています。ペンシルは「インターネットの力で世界のビジネスを革新する」を企業理念に掲げ、常に新しいインターネットの可能性に向けて挑戦を続けています。

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