PENCIL DIVERSITY ペンシルダイバーシティ経営

「いましかない!」を叶える海外移住

2015.09.11

「いましかない!」を叶える海外移住

- 台湾駐在所 吉本 梨恵

20周年を機に、一番の財産である「ペンシルで働く人」をもう一度見つめ直す。
ペンシルは、それぞれの人材がその能力や個性を活かして生き生きと働くことができる環境整備を進め、多様で自由な発想を持って生産性を向上することで、自社の競争力強化につながる価値創造を行うため、ダイバーシティ経営を推進するプロジェクトを立ち上げました。
今回は台湾に移住後も現地からスタッフとして活躍する社員「吉本梨恵さん」にインタビューしました。

ペンシルに入社したきっかけは?これまでにどんな仕事を?

昔からコーディングが大好きで、コーディングができる仕事探していました。そんな時にペンシルの新卒向け会社説明会に参加し、覚田社長の経営方針に共感して入社しました。でも、最初に配属されたのはコンサルティングを行う部署だったんです。コンサルティングも楽しかったのですが、当初の目的であるコーディングがやりたくて、1年目は自分の中で葛藤していましたね。2年目はクライアントを任せていただき、コンサルだけでなく、簡単なコーディングなどもやるようになったのですが、やはりもっとがっつりコーディングをやりたくて。コーディングを行っているシステムソリューション部のマネージャーに直接相談に行ったりと、結構勝手なことをしてしまいました(笑)3年目には晴れてシステムソリューション部に異動となり、マークアップエンジニアとしてHTML、CSS、JavaScript中心の仕事をしていました。いま思えば、1年目、2年目でコンサルタントとしての視点が培われ、それがその後のコーディングにも活きていて、なくてはならない2年間だったと実感しています。

吉本梨恵

なぜ台湾に移住したのですか?

台湾を愛しているからです(笑)父が台湾赴任になったこともあり、台湾はいつも意識していました。それで、入社2年目くらいに、ふらっと一人で台湾に行ったんです。その際に感じた、台湾の空気や人間性というか、上手く表せないのですが、「私の未来はここだ、いつかここに住んでコーディングをするんだ!」と思っちゃったんですよね(笑)ちょうど旧正月の時期だったので、あちこちでステージやショーをやっていて、台湾人はそれを見て笑っていました。でも私は言葉が全くわからず、何が面白いかも理解できなかったんです。それがとにかく悔しかったんです。そこから猛勉強して、お金を貯めて台湾留学の準備を進めました。1年間留学し、その後は現地で就職してコーディングをするつもりでした。

吉本梨恵

台湾移住を伝えたときの会社の反応は?

計画的な性格なので、入社2年目から、それとなく、少しずつ伝えていたんです。台湾好きをアピールしたり、話をしていても台湾の話題を挟んだり(笑)それが功を奏したのか、マネージャーに伝えた際は「行くと決めたら行くんでしょ」と割とすんなり理解していただきました。ただ、私は退職するつもりで台湾留学を決めたのですが、その後、人事から1〜2年後に台湾駐在所開設を計画しているから、やってみないかと言われて。開設するまでは学校に通いながら、空いている時間で好きなコーディングもできるということで、やります!となりました。

台湾ではどのような生活をしていますか?

毎朝太極拳と学校に通い、その他は予習復習など中国語の勉強をしています。ペンシルの業務はPCさえあればできるので、メールやチャットで依頼をいただいてコーディング作業をしたり、台湾の通販事情の調査や翻訳などもしています。台湾の文化や習慣を学ぶため、色々な場所に行ったり、勇気を出して台湾人の中に入っていったりしていますよ。中国語を学ぶにあたり、一番大事なのは、日本語と中国語では考え方が違うので、中国語を話す時は中国語の頭に切り替えることです。
日本人なら絶対言わないような直接的なことを中国語では日常的に使います。例えば「吃飯了嗎?(ご飯食べた?)」という言葉。これはほとんどの場合、ご飯に誘っている意味ではなくて、日本でいう「天気がいいですね」程度の挨拶言葉なんです。「食べてない」と答えると、「早く食べてね、バイバイ〜」とどこかに行っちゃったりします(笑)

台湾で苦労した経験などはありますか?

中国語はちょっとした発音によって意味が全く変わります。そのため、できるようになるには、文法や語彙力よりも何よりも喋ることが大事なんです。せっかく覚えた単語も発音が間違っていれば何の役にも立ちませんから。私は元々性格的に、おしゃべりな方ではないので、その点で本当に苦労しました。とりあえず、何でもいいから適当に話しかけたり発言することを心がけています。まだまだですが、当初よりは喋ることができるようになってきた気がします!何を言っているのかわからないのに、真剣に聞こうとしてくれる台湾人がほとんどなので、やはり私はそんな優しい台湾人が大好きです。実は最初に台湾に来たとき、駅で財布を失くしたんです。周りの人が親身になって探してくれて、結局、財布は遺失物預かり所に預けてあったんです。日本では当たり前かもしれないけど、海外で財布が手つかずの状態で戻ってくるとは思わなくて驚きました。私は熊本出身なのですが、地方特有の皆が知り合いのように親身な感じというか、熊本と似た雰囲気が台湾にはあって、ますます台湾が好きになりましたね。

台湾街並み

ペンシルのいいところを教えてください。

人が良いところ!結構面倒くさいことを頼んでも、嫌な顔をせずに引き受けてくれたり、たまに無駄話に付き合ってくれたり。業務上、部署を越えた付き合いがあるので、他部署の方との情報交換や助け合いはしょっちゅうでしたね。それぞれが専門の知識を持っているので、「この質問はあの人に聞こう」という情報網を勝手に作っていました。

あなたにとって「ペンシルらしさ」とは?

「個性豊かなこと」ですね。ダイバーシティ経営を推進するペンシルを体現するかのように、ペンシルには、良い意味で”個性的”な人がたくさんいます!皆、自分を持っていて、それぞれ感性や物の見方や角度が違い、それをコンサルティングに繋げています。他のスタッフと接することで、たくさんの発見があり、自分の仕事の発展にも繋がっていますよ。

吉本梨恵

今後の課題や目標を教えてください。

ペンシル台湾駐在所を軌道に乗せることです!日本人の私はビザがなければ台湾に住むことができません。台湾に住み続けるためにも、まずは事業所を安定させることが一番の目標です。あとはネイティブ並みの中国語!これはきっと私の一生の課題です。加えて、台湾語も勉強中なので、台湾語だけを使って、市場で買い物ができるように、その辺のお婆さんなどと世間話ができるようになりたいですね。

最後に一言。

若いうちに何でも挑戦した方がいいです!ペンシルにはそれを受け入れる体制があると思います。また、万が一その挑戦が失敗しても見捨てない環境があります。いましかない!という気持ちで、色々なことに挑戦することで、それが仕事にも活かされるのではと思っています。

この他の一人ひとりの能力を最大化し、価値創造につなげるペンシルの「ダイバーシティ経営」

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