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株式会社やずや 成功事例 〜スマートフォンサイトのUIデザインを改善、サイト全体の購入率が1.2倍にアップ!

成功事例

スマートフォンサイトのUIデザインを改善、サイト全体の購入率が1.2倍にアップ!

改善前はお買い得感を伝えるため、バナーが多く並んでいたスマートフォン用のトップページだったが、
今回の改善ではブランド世界観や商品の魅力が印象的に伝わり、ほしい商品にたどり着きやすいサイト設計
目指した。トップページのデザインリニューアル後1ヵ月でスマートフォンサイト全体の購入率が1.2倍に!

https://www.yazuya.com/

リニューアル前

  • お買い得感を伝えるため、キャンペーンなどのバナーが画面を占めていたスマートフォン用のトップページ
  • イメージ情報が不足していて、商品の良さが伝わりにくかった

世界観が伝わるデザインへ変更

  • 文字情報より素材感、世界観を伝えるイメージ重視の構成に変更
  • お買い得感先行ではなく、商品の良さを感じて購入できる導線設計に変更

導線・UI設計リニューアル後

  • トップページリニューアル後1ヶ月で、スマートフォンサイト全体の購入率が
    1.2倍
    に!
クライアント名
株式会社やずや
サイト名・URL
やずや公式 健康食品通販サイト(https://www.yazuya.com/
サイトについて
「本物だけをまっすぐあなたへ」
素材と健康にこだわった健康食品・サプリメントを展開している通信販売サイトです。
熟成やずやの香醋やにんにく卵黄など長期に渡って愛される商品を数多く取り扱っています。

成功事例インタビュー

今回のリニューアルでは、念願だったやずやらしさを伝えられる世界観で、結果が出せたことが嬉しかった!

株式会社やずや ウェブブランディング室 係長 宇野 京子様
株式会社ペンシル 代表取締役社長COO 倉橋 美佳
株式会社ペンシル R&D事業部 ゼネラルマネージャー 平川 寿江

やずや宇野様

今回の成功事例は、どんなところが成功ポイントだと思われますか?

宇野様
大きく2つあって、まずはぱっとサイトをみたときに「わあ、素敵」と思ってもらえるビジュアルにできたことです。これだけ似たような商品があるなか効果効能はいえないし、どうしたらやずやの商品を買ってくれるかを考えたときに、直感的に「素敵」と思ってもらえると惹きつけられて、それをきっかけに興味をもってもらえるお客さまが増えるのではないかと考えて、今回は商品のビジュアル写真にこだわりました。
倉橋
タイミング的にもよかったですよね。今、時流も「好き」を大事にしようというように変わっていますし、以前トライをしたときよりも成功に繋がりやすい消費者の変化もあったと思います。
宇野様
今は、雰囲気が好き、心地よいと感じるから、お客さまが惹かれるということを感じます。
平川
デザインをおみせしたときに、これだったら私も欲しいというご意見をいただけたので、それがすごく嬉しかったです。
宇野様
今回、商材の「プルーンぷるーんコラーゲン」がリニューアルのなかで初めて女性向けだったので、「まあ素敵!」といってもらえるものは何なのかを考えましたね。
平川
「ぷるん」という感触の表現など、女性が好みそうな表現方法を使って印象づけるところは意識しました。
宇野様
可愛いですよね。
平川
ありがとうございます。「プルーンぷるーんコラーゲン」のスマホページは一番成果が出たのでよかったです。
宇野様
2つ目はスマホのデザインをガラッと変えたことです。今はスマホでニュースや記事ページを読む傾向があるじゃないですか。雰囲気のいい写真とテキストという構成に慣れているので、スマホでストレスなく読めるようにしたことがスマホの成果につながっていると思います。

取り組みを進めていくなかで、大変だったこと、嬉しかったことがあれば聞かせてください。

宇野様
大変だったのは、最初にリニューアルした商品「にんにくしじみ」ページ作成の際の方向性を決めるところでした。3パターンつくってもらって、さらにもう一回お願いして4パターン目で方向性が固まりましたね。
平川
「にんにくしじみ」には一番時間がかかりました。途中でアートディレクターも投入して進めました。
宇野様
あそこに行きつくまでにみせたい雰囲気とは何なのかを考えるのが大変でした。正解がないし、参考にするものもなかったので。商品として伝えたいことと購入するお客さまの知りたいこととのバランスやサイトに訪れるユーザーも文章を読まないので、厳選して何を伝えていくのかには悩みました。
平川
薬機法への考慮もあり、効果効能ではなく、「元気」とか「守る」とか「3つの力」といった商品に紐づくキーワードはきちんと伝えていきたいというのは社内でも議論しました。あとは写真選定のときに、お互い「やずやらしさ」というのをしっかり考えたことを覚えています。私たちは昔のCMのイメージもあるし、購入するお客さま世代だとさらにその気持が強いのではないかと。また、原材料の生産者の方の写真を使いたいというご要望には、元気なイメージも伝わるし、やずやらしい強みも活きる写真になりそうだと感じました。
宇野様
安全安心で商品そのものにこだわっている、という魅力を伝えることがホームページ全体のリニューアルコンセプトでもあって、あとはそれをどうビジュアルや言語で伝えていくのかを考えました。
倉橋
「やずやらしさ」の言語化というのもそうだし、ただ伝えたいことを全部盛り込むとたくさんありすぎて、それをひとつのビジュアルで全部伝えるにはどうしたらいいのか、ということですよね。
宇野様
たとえば、にんにくにも土づくりのこだわりがたくさんあるわけで、それを全部書いても長くなるだけで、伝わりづらい。読みたい人も少しはいるかもしれないけど、ほとんどの人は読まないと思ったので、こだわりやよさを伝えつつも読者が読みたい内容にするというバランスですね。
平川
上段では、要素を絞って写真を中心としたシンプルな設計にし、もっと詳しく知りたい人は下段で別のコンテンツへ誘導をする、というふうに分けたのは、ひとつの決断でしたね。
宇野様
嬉しかったことは思っていたとおりのリニューアルできたこと。ずっとこういうのをつくりたいと考えていたものを実現できてすごく嬉しかったです。

買って買ってだけじゃお客さまが買いたくないのはよくわかっていることなのに、両立は難しいと思ってしまい、どうしても販促にメッセージが寄っていきがちでした。今回のリニューアルでは両立を目指して、ブランドイメージとか雰囲気訴求だけではなく、ちゃんとレスポンスがついてきたことで、「やずやらしさ」を訴求することが間違っていないと証明できたことがすごくよかったです。
倉橋
最近のブランドのあり方って変化していると思っていて。たとえばロゴはこの形でないとダメとかそういう厳格性・権威性でブランドを語ることが多かったけれど、最近いわれるのはみんなが思うものがブランドだというように変化してきています。

だから、お客様のイメージや社員の方が思っている「やずやらしさ」というのがブランドだと思いますし、私たちが普段から接していて感じるところがブランドだと。それが今回うまくはまったかなと思っています。

ペンシル倉橋、平川

ダイレクトマーケティングとブランディングのバランスについて、どうお考えですか?

宇野様
個人としての考えですが、ホームページのリニューアルがいいきっかけになったと思っています。ブランディングとレスポンスはよく分けて話されますが、私の中ではイコールにできると思っていて分けて考えたくないんです。

Instagramなどの普及によって、昔よりそのものがもつ世界感や「好き」という気持ちでものを購入するというのが増えてきています。たとえば、東北の誰も知らないような店がInstagramで雰囲気がよくて、ものがよいから売れているなんていうのをみると、みんな欲しいものが欲しいのだなと。売れているものだけじゃなくて欲しいものを買いたい人も増えている。買って買ってはよくないなと思うようになりました。
平川
買って買ってをなるべくいわないようにしましたね。また、このタイミングでホームページの役割も見直すことになりました。
宇野様
フッターの会社概要が結構クリックされているので、ホームページには、企業としての信頼などの役割もあるのだなと気づかされました。
倉橋
信頼感も大事ですね。テレビでみたりするけれど、気になって検索などで調べる人はホームページをみていい会社だと確認して購入する。
平川
ダイレクトはテレビやLPにある程度任せて、ホームページではブランディングや安心感など上手な使い分けと融合ができるといいですよね。

次の取り組みとしてECリニューアルがスタートしていますが、ペンシルを選んでもらった理由、期待していること、リニューアル後の展望などをお聞かせください。

宇野様
ペンシルさんにECリニューアルをお願いしたいと思った一番の理由は、開発だけでなく分析結果から提案してくれることです。たとえば、システム会社ではそれは難しくて、コンテンツをつくりコンサルをしているペンシルならでは。システムも完成したらおしまいではなくて、どんどん改善して使いやすくしていかなければならないと考えるとペンシルさんとなら一緒に改善していける、自分たちが考えるよりよいものを提案してもらえると思ったからです。
平川
ありがとうございます!1年半くらいかけてリニューアルをしているところですが、リニューアル後の展望はありますか?
宇野様
ユーザーはもちろん私たちも使いやすくという点ですね。
平川
スピードも使いやすさの面で重要ですね。
宇野様
たとえば、サイトの表示スピードが遅く、その課題を検討しても、その領域はサーバーだ、システムだとバラバラの管轄になっていたのを統合できるので、そこも大きなポイントでした。今までどこに聞けばいいの?となっていたので。サイトが重い理由の分析から改善提案まで、全部やってもらえるのがすごくいい。これからは改善が早く進みそうです。
倉橋
どんどん複雑になってきているので、関わる人も増える一方ですしね。
宇野様
そうです。すでに自分の理解を超えているので、全部お任せできるのがすごくありがたい。進行中にもたくさんご提案いただくし、打ち合わせ中に提案が思いつかなくても持ち帰って検討して改めて提案をお持ちしますといわれて、しかもきっちり期限までに提案いただけるので助かります。今までは自分たちで考えることもあったので結構大変でした。
倉橋
大変でしたね。
宇野様
進行管理もしっかりしていただけて、これがプロジェクトなのかって感心しています。それぞれに専門家がいつもいっぱいいるので、すごく安心です。
平川
やずや様側でもシステム担当のみなさんに打ち合わせに出ていただいていますね。基幹の方も運用の方も。ユーザーはもちろんですが、社内のみなさんが使いやすくなれば、結局それが改善のスピードをあげることになるので、今後ともご協力よろしくお願いいたします。

やずや成功事例インタビュー

2015年からお付き合いが始まって4年ですが、当時期待していたことにお応えできていますか?

宇野様
ホームページのコンテンツをお願いする会社を変更したいと思った理由が、当時は分析、制作など機能ごとに会社が分かれていたからです。分析から対策までが一気に進まず、対策もあまり出てこなかったのでほとんど改善ができない。それどころか間に入る社員の手間がすごくかかっていたので、分析と制作を一緒にお願いできるところを探していました。

あと、以前からペンシルさんがコンサルしている通販サイトをベンチーマークしていて、それがすごく使いやすかったので、うちもこんなふうにできたらいいなというのが最初のきっかけです。
平川
一気通貫でできるところを探していたときに、たまたまうちがマッチしたのですね。
宇野様
その頃、ホームページの運用にすごく手間がかかっていました。働き方改革もあり、同じ成果を出し続けるにはやり方を変えて一気通貫にできる体制に変えないといけないと思っていた時期でした。
平川
タイミングもよかったですね。
宇野様
馬力だけでは何ともならない。
平川
我々も感じているところですね。
宇野様
私が期待していたことに応えてもらえていますよ。ちゃんと分析して、その結果から対策を提案してもらえるじゃないですか。分析結果はこうでした、「で、対策は?」というのが普通にあるんですよ。
倉橋
そうなると立ち止まっちゃいますね。
宇野様
今だとすごく精度の高い提案を持ってきていただけるし、もっとこうした方がいいという意見が出たとしても、さらにきちんとした形にしていただけるのでペンシルさんにしてよかったなと思っています。
平川
ありがとうございます!
倉橋
そこは自分たちもとても大事にしているところです。自分たちの考えだけではたぶん足りないと思っていて、お互いに意見を出し合ってさらに高めあう。宇野さんや担当者がこうしたいと思うこと、そういう思いがなくては同じようなものを提供することになってしまうので。その会社の思いを受けてクライアントにしかわからないこと、その先の具体的なユーザー像を見据えて一緒にアイデアを出し合う。そうすることで私たちだけでは気づけないことにも気づけます。そういう意味でも一緒にやるということを大事にしています。
宇野様
ロング会議の合宿も今まではやったことがなかったです。合宿のときっていっぱいアイデアが出るじゃないですか、やった方がいいこととか、やらなきゃいけないこととか。毎月のレポーティングでは目先のことを重視してしまうので、大きな方向性を考えるタイミングにはならないですね。大きなことはついあと回しにしちゃうから。確かリニューアルの話も合宿でしたよね?
平川
そうでした。
宇野様
合宿のときに出たことも決めたタイミングで忘れずに提案持ってきてくれる。すごくいいです。
平川
よかった。
倉橋
たまに棚卸しすることで、そろそろ手をつけないといけない時期だと気づけるのがとても大切で、合宿自体を大切な時間と考えています。お互いのすり合わせもできるし、今後こういうことしたいなという思いを聞いておくとこちらの提案の感度があがるし、そういえばこういうこと気にされていたから情報収集をしておこうかなと思えるので。
平川
私も合宿のときにしか出ない意見って結構あるなと毎回気づかされます。やずやらしさって何だろうという話もしましたよね。
宇野様
結構ガッツリしましたね。原材料の生産者なのかとか、じっくり他社の商品を見比べたりして。

最後に、今後ご期待いただくことはどんなところでしょうか?

宇野様
システム部分ではまだノウハウが足りないので、今はどういうシステムに変わってきているかとか、どういうものが成功しているのかといった情報は収集しないといけないです。
倉橋
普通は自社のノウハウしかないですよね。
宇野様
なので、数多くの企業のコンサルをされているペンシルさんにこう改善しましょうといわれると説得力があります。他社のノウハウが溜まっているところが強みだし、期待する点でもある。情報力というか経験値の部分が全然違うと思いました。
平川
リニュールに関しては結構場数を踏んできているので、困ったこともあれば、すごく時間をかけて研究してきたところもあって、それがやずやさまに活かせているところでもあります。今回一緒に検討したことがまた次に活かされていくというのもありますね。
宇野様
ますます一気通貫になるし、楽しみです。
平川
ペンシルからご提案できる幅もまた広がると思っています。
宇野様
そうですね、今までの体制では、ペンシルさんにシステム部分のご提案をいただいてもできないことが多かったけれど、これからは柔軟にやりやすくなるし、スピードもあがりますね。

個人的には、今後コンテンツをどうしていくのか、ホームページには買おうと思ったり定期コースの変更や中止など用事があるときしかお客様は来られませんが、それ以外で来てもらう価値をつけていくのか、やるべきなのか含めて考えていきたいと思っています。今、すごろくコーナーに何度も来られる方がいたりして、そういった繋がりはそれぞれでできていると思いますが、好きだから来るという何かをつくれたらいいなと。
平川
コンテンツでつながるとか、好きでつながるとか。どういうコンテンツがあれば好きでつながれるのかですね。健康情報もひとつだと思います。
宇野様
昔はやっていました。「食べること生きること」という情報誌やCMの世界など。今の時代も受け入れられる気もしますけど、今の時代に即したものができたらいいなと思います。
平川
この方向になってから、好きとか自分も欲しいと思ってきている人が増えて、カートインも増えていて、そういう意味で成果が出ていることを考えると、あとまわしにした「にんにくのことを語るページ」をつくることなどにも挑戦したいですね。
宇野様
そうですね、「にんにくのことを語るページ」つくりましょう。
平川
さっきいわれた土の話とか、育てている人の話、福地ホワイトを選んだときの話とか。やずやはこんな考え方で素材を選んでサプリメントにしているんだよ、ということを知ってもらうことがファンになってもらえる一因になるのかなとも思います。
宇野様
健康食品を買うなら、信頼できるやずやで買いたいという関係になりたい。やずや大好きまでは期待してないけど、ファンづくりというところにもっと特化させていきたいです。
平川
はい、ご提案させていただきます。新しいことに取りかかれそうな予感がしてきました。

これからも、期待していただいていることに応え続けていきたいなと思います。そして、期待を超えたご提案ができればと考えていますので、今後ともよろしくお願いします。今日はありがとうございました。

やずや成功事例インタビュー