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株式会社nijito クライアントボイス〜nijitoにどんどん「おせっかい」をしてもらいたい、ペンシルが引っ張っていくくらいの強めのご指導を期待しています

クライアントボイス

nijitoにどんどん「おせっかい」をしてもらいたい、ペンシルが引っ張っていくくらいの強めのご指導を期待しています

株式会社nijito 代表取締役社長 鮫島 貴子様

インタビュー記事

ヒトの第2領域に踏み込む以上、本当に相手を想う気持ちとよいこと(商品やサービス)が介在しなければ、よい「おせっかい」にはなりえません。nijitoは「おせっかい」で社会を変えていきたいと思っています。

株式会社nijito 代表取締役社長 鮫島 貴子様
株式会社ペンシル 代表取締役社長 倉橋 美佳

nijito様インタビュー

nijito様のお仕事について、簡単にご説明いただけますか?

鮫島様
nijitoは「おせっかい」をモットーに、お客様が自身では気づいていない第2領域にアプローチし、価値のあるよい商品やサービスを新たな発想で提供していく企業です。
倉橋
第2領域というのは、どういった意味でしょうか?
鮫島様
重要度は高いけれど緊急度は低い領域のことを第2領域といいます。重要度も緊急度も高い領域はレッドオーシャンといわれて、多くの企業が参入されますよね。ところが、重要だけど緊急性が低いところはあまり儲からなく大手企業に開拓されにくいので、あえてそこを狙っていきたいと考えています。
倉橋
なるほど。生活にあったほうがより豊かになるというイメージですね。
鮫島様
「おせっかい」は人とのコミュニケーションの話と思われがちですが、当社ではマーケティング的な概念として第2領域に踏み込むことと捉えています。ヒトの第2領域に踏み込む以上、相手を想う気持ちと本当によいこと(商品やサービス)が介在しなければ、よい「おせっかい」にはなりえません。だから、当社は「おせっかい」というプリミティブかつ本質的な価値が支持されることを証明し続けていこうと考えています。
倉橋
私たちはnijito様のコンサルティングを通して商品に対するこだわりや思いを知る機会が多く、商品に共感しています。自分でも試してみて本当によい商品なので、たくさん愛用しています。
鮫島様
ありがとうございます。

商品づくりに対する一番の思いやこだわりはなんでしょうか?

鮫島様
マーケット的に売れているから、流行っているからという理由で商品をつくるのではなく、nijitoの一番のブランドである「haru(ハル)」のお客様にとって、第2領域に入っているかどうか、なおかついま必要なものかどうかを見極めて、やるかやらないかを決めています。
倉橋
「ちょっとしたことを、ちゃんと」というコンセプトが商品の共通点にありそうです。ちょっとしたことを簡単に、例えばオールインワンシャンプーを使うことで時短になるなど失うものがないように、よりよい体験になるまでアシストし続けるわけですね。
鮫島様
そうです。私たちは「ちょっとしたことを、ちゃんと」を大切にするお手伝いをしていきたいと考えています。最初は、自分の実体験もあって日々時間に追われることの多いママをターゲットにして、「ママのゆとり」と表現をしていました。
倉橋
いまではママだけでなく、時間が限られている全世代の女性を対象に提供できそうですね。
鮫島様
「haru(ハル)」というブランドをヘアケア、ボディ、ライフという「生きる女性を、応援する」をキーワードに一本化して、コンテンツを増やしていき、ファンとのコミュニティを構築するサイトにしていきたいと考えています。
倉橋
「生きる女性を、応援する」というテーマはよいですね。
鮫島様
ペンシルさんとゆくゆく一緒にやりたいと考えているのは、そのポータルサイト構想です。
倉橋
それはぜひやりたいです。
鮫島様
ちょっとしたきっかけを生むブランドとして、どういうサイトにしてなにを発信していくのか一緒に考えていってもらいたいです。
倉橋
「おせっかい」って自分だけでは気づかなかった、自分の知らなかった世界へ踏み出すよいきっかけになりますね。
鮫島様
誰でもちょっとした変化で心が晴れて前向きになれることってあるじゃないですか。ちょっとした、ほんの少しの変化で元気になれる、頑張れる。そういう気持ちを応援する企業でありたいと思っています。

nijito鮫島社長

新しく「おふろ時間」に着目したボディケアラインをリリースされましたが、これはお客様にどんな価値提供を実現していくものですか?

鮫島様
もともとボディシャンプーを販売していて、シーズンごとに毎回リニューアルをしていました。

それはある意味、お客様に楽しんでお買い物をしてもらいたいという思いからだったのですが、一度基本に立ち戻って、そもそも日本人ってどうしてお風呂が好きなのだろうとか、正しいお風呂の入り方や効果など本質的なボディケアについて真剣に考えてみました。入浴検定を受けようと、いま勉強中です。
倉橋
よいですね、入浴検定というのがあるのですか?
鮫島様
あります。いろいろ勉強していくうちに、お風呂はとにかく肌を乾燥させることにつながることがわかりました。
倉橋
お風呂から出た途端に皮膚がパリパリする感じがしますね。
鮫島様
ですから、浴室でボディミルクを塗ってできる限り早く保湿をしておけば、肌のうるおいをキープできます。
倉橋
nijitoさんのボディミルクを使わせてもらっていますが、香りもナチュラルですし、使い方も含めてとても気に入っています。以前は、浴室の外にボディクリームを置いていたので、お風呂から出るとほかのことに気を取られてうっかり塗り忘れてしまうことが多かったのですが、ボディミルクは浴室で使うものなので、ボディソープのあと自然に習慣になりました。
鮫島様
習慣になると楽ですよね。
倉橋
最初はボディミルクを塗った後にタオルで身体を拭くことに少し抵抗がありましたが、慣れてしまうと気にならないし、なによりその後の肌ざわりが気持ちよいので気に入っています。
鮫島様
ちょっとしたことをちゃんとやることで、自分に手をかけていると感じますからね。それだけでも気持ちが満たされるはずです。「haru(ハル)」のお客様でさえ、ボディケアを毎日しっかりしている人は5割くらいしかいませんでした。みんな、お風呂の時間が大事だとわかっているけれど、なかなか実行できていない。おふろ時間はまさに第2領域です。
倉橋
そうですね。わかります。
鮫島様
おふろ時間の大切さを知って暮らしの豊かさを感じてほしいという思いが強く、そこに対してしっかり「おせっかい」をしていきたいと考えています。

「おふろ時間」の商品シリーズに配合されている、竹を使った植物由来の成分「バンブーネット(結晶セルロース)」も珍しいですね。

鮫島様
実は、ボディウォッシュとボディミルク両方に竹の繊維をナノ化した「バンブーネット」を特殊技術で配合しています。ボディウォッシュの場合には汚れを絡め取って取り除き、ボディミルクの場合には保湿成分が肌に密着するラップ効果で角質層まで浸透します。
倉橋
竹は優秀ですし、SDGs的にも注目されていますね。
鮫島様
そうです。バブル開発の名残である竹林化放置の社会問題もあって、竹は伐採するだけでなく有効活用していくことも重要です。そんな背景もあって竹の繊維や成分の働き、植物由来のネット構造を築く技術に着目して生まれた商品がこのシリーズですが、自然素材なので原料費が高く扱いも難しく商品開発は大変でした。改良に改良を重ねてようやく完成したシリーズなので、化粧品初配合、世界初といえてよかったです。
倉橋
素晴らしい。これらの商品展開はシャンプーだけのECサイトから脱却して、次なるライフスタイル提案サイトという新しい世界観につなげていくものですね。
鮫島様
はい、そのとおりです。

ペンシル倉橋

ECサイトのリニューアルや「おふろ時間」のサービス提供において伴走させてもらっていますが、ペンシルに対する印象はいかがですか?

鮫島様
最初の印象としてはよいとか悪いとかではなく、倉橋さんと直接お話をする機会が少なかったので、ペンシルが目指しているビジョンとnijitoが目指しているビジョンが近いのかどうか、わかりませんでした。
倉橋
そうでしたね。私もあまりどういう会社さんなのか、十分に理解をしていなかったと思います。
鮫島様
どちらかというと私はオンラインがあまり得意ではなかったので、どうしてもオフラインの施策に考えが偏ってしまい、オンラインの施策に費用をかけるという意思決定に時間がかかったかなと思っています。
倉橋
いま現在はいかがですか?
鮫島様
いまはペンシルさんには私たちと一緒になってひとつのチームとして取り組んでいただいているので、お互いのビジョンが同じ方向を向いていることを実感しています。これからも一蓮托生でやっていきたいなと思っています。あとは、nijitoのためにチームのみなさんに一生懸命動いてもらっているので、ペンシルのビジョンに対して私たちができることがあれば、なにかお手伝いしたいとも考えています。
倉橋
ありがとうございます。鮫島社長とお話しさせていただくことが増えていく中で、nijitoの「おせっかい」という理念に確かにそうだなと共感できることがたくさんあると気づきました。自分たちのコンサルティングはお客様に対してよい意味で「おせっかい」という領域まで踏み込めているのだろうか、ということがペンシルのサービスの提供価値の大きなヒントになっています。それからはとにかくお客様に踏み込んでいくことを意識するように心がけています。
鮫島様
そうなのですか?みなさんとても踏み込んでこられますよ(笑)
倉橋
そうですか(笑)私たちも、一定の距離をおいて「ああしてみましょう」「こうしてみましょう」というのではなく「どんな進め方をすれば、一緒に取組みを進めることができますか」というスタンスでコンサルティングをしていきたいと思うようになりました。それはnijito様との出会いがきっかけです。
鮫島様
今日、ペンシルさんに当社のスタッフとお邪魔して丸一日かけて合宿をしていますが、その中のグループワークで感心したできごとがありました。普通ならペンシルさんの立ち位置というのはファシリテーションで終わりますよね。ところが、つい先ほども「鮫島さんは優しすぎます。もっと、押し売りでいきましょう」と踏み込んだアドバイスをいただきました。

お互いに信頼関係がなかったら、そんなこといわれたくないってなるじゃないですか。ところが、信頼関係や相互理解があるので、そういったコミュニケーションをとても心地よく感じました。ここから来年再来年に向けて、私たちは次の大きなステップへ進んでいくところなので、ぜひ一緒に伴走していただきたいと思っています。
倉橋
こちらこそよろしくお願いします。信頼関係があるからこそ、自分たちの価値をどう出せばいいのかについて正直にご相談していきたいし、ご要望をお聞きしたいと思っています。
鮫島様
ペンシルさんが挑戦してみたいことをnijitoで試してみるのもよいですね。ファンミーティングをやりましょうという提案もしてもらっています。
倉橋
ありがとうございます!お客様とのつながりが大事なので、私たちができることは今後ともいろいろとご提案していきたいと思っています。

nijito様インタビュー

最後に、ペンシルに今後期待することをお聞かせください。

鮫島様
ペンシルさんにはnijitoに「おせっかい」をしてもらいたいです。ときにはこれは間違っているとはっきりいってほしい。私たちは自分たちのブランドを大切にするあまり、お客様に対して遠慮していたようなところがあります。「もっとこうしましょう」「ああしましょう」という提案がいまとてもありがたいと思っているので、強めのご指導を期待しています。ご提案いただくことで一旦現場が動きはじめると、いままで重たい腰が上がらなかったようなことも自分たちで自主的に動いていけるような気がします。

これから困難に直面するようなこともあるでしょうけど、信頼関係や相互理解の上でお互いに一緒に乗りこえてやっていけたらと思います。
倉橋
承知しました。おせっかい、どんどんやっていきたいです。先ほども鮫島社長から今後の戦略をお聞きして大変わくわくしました。ロジカルでもあるし、エモーショナルでもあるし、おそらくnijitoのスタッフのみなさんもペンシルのスタッフもお話を聞いて、これはいけると手応えを感じたはずです。これからもどうぞよろしくお願いいたします。
鮫島様
こちらこそよろしくお願いします。

nijito全員