2021.08.10
ダイバーシティ経営を推進するペンシルは、2021年7月5日から9日までの1週間、「Diversity Week 2021」と題して、一人ひとりがダイバーシティに対する理解を深め、ダイバーシティを自分ごととしてとらえて、行動するきっかけとなることを目指した社内イベントを開催しました。
2020年に引き続き2回目の開催となった今回。期間中は介護や子育て、SDGsやLGBTなど、様々なテーマでイベントを実施しました。その模様をご紹介します。
2020年の第1回開催 に引き続き、2021年7月5日から9日までの1週間、「Diversity Week 2021」を開催。期間中は、「ダイバーシティ(多様性)」をテーマにした映画上映や社内意識調査、また、福岡でダイバーシティに取り組む企業をお招きしてのウェビナーなど、企業や業界の枠を超えて、様々なイベントを実施しました。
クライアントや社会への価値提供の重要な要素であるダイバーシティ。SDGsの目標のひとつ「働きがいも経済成長も」に表されるように、社会性のみならず経済性とのバランスがとれた取組みが必要であると考えています。そのためには、ダイバーシティを知り、当事者意識を持って自分ごと化して考え、行動に移していくことが大切です。今年もそのきっかけとなることで、多様性の尊重・スタッフの働きがい・顧客価値の創造の実現を目指しました。
第1回開催でも実施したピンクシャツデイ。ピンクのシャツを着て登校した少年が「ゲイ」だといじめられた実話から誕生したカナダ発祥のいじめや差別に対する反対運動です。ピンク色のものを身につけることで差別に対する反対意思を示します。
今年も各部署や拠点メンバーが参加し、ペンシルがピンクに染まりました。ピンクのシャツはもちろん、ピンクの小物やストール、また、コロナ禍ならではのピンクのマスクも目立ち、どんなに小さなことからでも、まずは参加してみるというペンシルらしい探究心が表れていました。
大分県が性的少数者の人権啓発冊子として制作した「りんごの色~LGBTを知っていますか?~」の実写版を上映しました。
中学校を舞台に、主人公が同性の友人から告白されたことをきっかけに繰り広げられるドラマを描いた本作品。性の多様性が身近なりんごの色で表現され、「りんごは赤い」という無意識の偏見や、違う角度で物事を捉えることの大切さに気付かされます。思春期を迎える方だけでなく、ペンシルのスタッフも学生時代を思い返しながら自分に重ねた様子で見入っていました。上映後は、LGBT当事者としてペンシルのダイバーシティモチベーターも務める あなたののぶゑ氏を交えたディスカッションが行われました。
はすだFutureプロジェクトが制作した「劇団かぞく」を鑑賞しました。認知症の母親と暮らす60歳を迎える俳優志望の主人公。母親に贈る、売れない役者の一世一代のお芝居を通して、「介護」について考える短編映画です。
上映後は実際に介護に携わってきたスタッフの実体験や、認知症の家族を持つスタッフの意見なども共有され、参加者からは「親孝行したい!」という感想が多く聞かれました。
3本目の上映となったのは、子育てと仕事の両立に悩む女性を応援する映画「マイライフ、ママライフ」。女性活躍ブームの裏側で、仕事と結婚・出産・育児に悩む女性は急増しています。平成生まれの女性目線で描いた「現実が凝縮された」ヒューマンドラマです。
ペンシルにも子育てをしているママやパパ、そして、子どもの有無に関わらず、自分らしい生き方を選んでいるスタッフがいます。自分にも重なる、リアルに描かれたキャラクターだからこそ、そこに共感や苛立ちが生まれ、また、その感情をきっかけに自分を取り巻く様々な人を尊重し、理解しようとするアクションへの第一歩になったのではないでしょうか。
ペンシルのウェブ社内報「ペン知るん。」でおなじみの「あなたはどっち派?」コーナー。究極の二択からひとつを選択してもらい、その結果や理由を発信する人気コンテンツです。
そんな「あなたはどっち派?」が、今回はDiversity Weekとコラボ。コロナ禍で大きな打撃を受けている観光業界に少しでも貢献できればと、ペンシルに縁のある土地のお土産をテーマに、有名どころからマイナーなお土産まで様々なお土産を推薦してもらい、お土産の多様性を考えました。
突如社内に現れた笹の葉。日程が七夕と重なったこともあり、ダイバーシティやSDGsに関連する願いごとを短冊に書いて飾りました。
フードロスがなくなりますように
アップサイクルなサービスを開発したい!
いじめや差別がなくなりますように
短冊には様々な願いがかけられ、ダイバーシティだけに関わらず、SDGsについて少し立ち止まって考えてみるきっかけにもなったようです。
Diversity Weekの最終日は、企業の枠を超えてのコラボレーション。ダイバーシティには社会性だけではなく経済性も不可欠ということで、三好不動産様、博多マルイ様をゲストに、LGBTマーケティングや各社の取組みについて発信しました。
パネリスト
株式会社三好不動産 執行役員 松本茂規様
株式会社丸井 博多マルイ 店次長 西澤隆幸様
NPO法人カラフルチェンジラボ 代表理事 三浦暢久様
株式会社ペンシル 執行役員 安田智美
企業においてLGBTの取組みが進んでいるとはいい難い福岡。そんな福岡で、実際に取組みを推進する企業の思いやその効果はどのようなものなのか。不動産業界と小売業という、ペンシルとは全く違う業種ではあるものの、共通点もあれば新しい発見も多くあり、普段ユーザーとして利用する立場としても、貴重なお話を伺うことができました。
「ダイバーシティ」という言葉が声高に聞かれるようになって久しいですが、ダイバーシティにはマニュアルも正解もありません。管理職比率など数字を追い求めるのではなく、各企業が現実に向き合い、自社におけるダイバーシティの意義を見出していくことが重要です。
そうすることで、多様性がある"ダイバーシティな状態"から、その多様性が組織成長や価値創造につながっている"インクルージョンされた状態"になるのではないでしょうか。
2回目の開催となった「Diversity Week 2021」。今後も継続した取組みを行い、社員一人ひとりがよりダイバーシティを自分ごと化して考えるきっかけにしていければと考えています。
ダイバーシティ経営推進方針はこちら
https://www.pencil.co.jp/about/diversity/
株式会社ペンシルは、企業のウェブ戦略を成功に導く研究開発型のウェブコンサルティング専門会社です。独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のウェブサイトを分析し、ウェブからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施しています。ウェブサイトの目的と目標を明確にするコンセプトワークから、アクセス分析、マーケティング、競合調査、企画提案、ウェブサイト制作など、ウェブサイトの入口から出口までを総合的に支援しています。ペンシルは「インターネットの力で世界のビジネスを革新する」を企業理念に掲げ、常に新しいインターネットの可能性に向けて挑戦を続けています。
担 当:株式会社ペンシル 広報担当
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