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男性の育休取得はペンシルでは普通のコト。夫婦での試行錯誤の連続で感じた子育ての楽しさ

2022.12.15

男性の育休取得はペンシルでは普通のコト。夫婦での試行錯誤の連続で感じた子育ての楽しさ

-福岡オフィス AM事業部 プロデューサー  花岡光志郎

最近は「産後パパ育休」の創設などの法改正もあり、男性の育児休業や育児参加が話題にのぼることが増えています。ペンシルでは、2019年に株式会社ワーク・ライフバランスの「男性育休100%宣言」へ賛同表明し、代表の倉橋が同宣言に署名、2022年3月には厚生労働省の「イクメン推進企業宣言」を発表しました。ペンシルでは管理職の男性育休取得などの前例もあり、積極的に育児に参加するパパが増え、男性スタッフが育休を取得するケースが増えています。今回は第一子誕生を機に、育休を取得したAM事業部の花岡に、育休取得の思いや新しい家族のありかたなどを本音で語ってもらいました。

お子さんとの毎日はどうですか?

生まれて3ヶ月ぐらいが経ちましたが、ようやく首が座ってきた頃です。本当にかわいくて仕方がないですね。かわいさのMAX値が日々更新されていくんですよ。何がおもしろかったんだろう、というタイミングで笑っていたり、子どもの思いもよらないリアクションを見るのも楽しいです。表情もどんどん豊かになっていきます。

休みの日は、夫婦で子どもの洋服を買いに行ったりもします。週末の過ごし方もガラリと変わって、子ども中心のスケジュールです。育休も終わって働き始めると、家族みんなで1日まるっと一緒に過ごせる休日は貴重な時間です。

AM花岡

育休の期間はどのように決めましたか?

先輩パパスタッフたちが1ヶ月間育休を取得しているケースが多かったのと、仕事や家庭の状況を見て決めました。

やはり、仕事から離れる時間が長くなることへの不安はありましたし、多くの先輩ママ・パパが口を揃えて子どもが生まれて「最初の1ヶ月」は大変だと言っていたので、色々考えて1ヶ月間の育休取得をすることにしました。

育休準備はどのようにされましたか?

AM花岡

子どもが生まれる2〜3ヶ月前に、育休を取ることを部署やチームのメンバーに伝えて、業務を引き継ぎました。

ただ、普段から業務が属人化しないように、各々の業務を把握し合うなど非属人化のための仕組み作りをしているので、引き継ぎの作業はそれほど発生しませんでした。

タスク管理のツールに進捗状況や次のアクションをメモとして残す程度で、引き継ぎにかかった時間は全体で2時間ぐらいです。

育休中も、周りの皆さんが気を遣ってくれ、業務関連の連絡が来ることはありませんでした。休みの間、自分の仕事を引き継いで、進行してくれた同僚のみなさんには本当に感謝しています。

会社の制度的も整っていて、育休取得にあたってすべきことがまとまったTODOリスト・気になっていた収入面について出産一時金や保険、税金などを詳しく解説したガイドブックなどを準備してくれていて、不安を解消しながらスムーズに育休を迎えることができました。

上司や同僚の反応は?

男性育休5人目ということもあり、「おめでとう!いつから育休取る?引き継ぎはどのように進める?」というコミュニケーションからはじまりましたね。社内での告知の後にも、色んな方からお祝いメッセージをいただきました。部署のマネージャーや同僚がすでに育休取得を経験していますし、管理職でも育休を取った前例があることも後押しになりましたね。育休を取った先輩パパ・ママが増えていくことで、共通の話題が増えますし、相談もできます。私自身も、先輩たちから経験者ならではのサポートやアドバイスも色々といただきました。

今回育休を取ってみて思ったのですが、ペンシルでは男性育休がそんなに特別なことではないように感じます。女性が産休・育休を取得するのと同じ、ごくごく普通のことです。ただ、友人や社外の人などに話すと、驚かれることの方が多いです。「それが普通になっているのってまだまだ珍しいと思うよ」という風に。なので、こうしたインタビューでの発信などが、社会のよりよい変化に繋がればいいなとも思っています。

さて育休ですが、どんなことをされましたか?

AM花岡

家事・育児、全部やりました。妻が安静にしていないといけなかったので食事の準備からおむつ替え・ミルク・お風呂・寝かしつけなど、すべてです。

料理がもともと好きだったこともあり、ご飯は毎日3食作っていました。得意料理というか、よく妻からリクエストをもらうのは、塩おにぎりやナポリタンですね。おにぎりは、こだわりのお米を羽釜で炊いて、こだわりの海苔を使います。

家事も育児も、自分の方が上手にできることも多くなって、妻からは「師匠」と呼ばれたりしています(笑)

育児を経験されて、大変だったことは?

自分にとっては、思った以上に、面白い時間でした。実際に育休を取るまでは、色んな人の色んな話しを聞いて、大変さ7割・楽しさ3割ぐらいに思っていたのですが、真逆でしたね。楽しさ7割、、、もっとかも。すごく大変なものだと思っていたので。

思い通りに行かないこともたくさんありますが、妻と2人で試行錯誤を重ねて解決すること自体が楽しいんですよね。毎日うまくいってたことが、ある日突然うまくいかなくなるのも「あるある」です。ミルクのあとのゲップも、このへんをこのぐらいの強度でトントンするとうまくいく!というノウハウになっていたものが、ある時期を超えてうまくいかなくなりました。状況が変わっていくのは、子どもの成長も感じますし、嬉しいことです。

唯一、大変だったことを挙げるとすれば、膨大な情報の中から取捨選択をしなければいけないことですかね・・・。健診のタイミングやミルクの量・生後100日などのイベント、、、と育児に必要な情報って様々ありますよね。それを能動的に調べる難しさはあるなと思いました。情報も溢れている時代ですし、メディアによっても内容がいろいろありますしね。そんな中での、先輩パパ・ママからのアドバイスはとっても助かりました。社内の子育てコミュニティの活性化なども今後進むといいなと思います。

AM花岡

育休を取って良かったことは?

毎日子どもと過ごせたことは本当に良かったですね。手にとるように子どもの成長を感じられますし、子どもとの接し方について、夫婦で密にコミュニケーションがとれたことで、家族の絆も深まったと思います。

妻の「自分が頑張らなきゃ」みたいな孤独感もケアできたと思いますし、家事・育児をフルでやったことで、自分が育休を終えて働いているこの時間も、奥さんがどんなに大変な時間を過ごしているかがわかるんです。自分がそれをどうサポートできるかな、が考えられるし、自分にできることをアクションとして起こせるので。

それではこれからパパになる方へ。

家族には色んな形があるので、絶対に男性育休を取るべき!とまでは言いませんが、家庭内・社内での調整が可能なのであれば。パパにもぜひ育休を取ってほしいです。子育てをするうえでは、どちらかが主体で、どちらかがサポート役という考えから抜けた方がいいなと思います。何でも一緒にやる、支え合う、多分自分の方が家事・育児やってるな、ぐらいがちょうどいい気がします。夫として、親として、自分の伸び代ってまだまだあるなというのを感じながら、子どもとともに成長していけたらいいですよね。

最後に

ペンシルでは性別に関わらず、親になってもそれぞれの働き方で長く働くことのできる環境づくりを目的に、子育てを応援する制度「ペパポ(PEncil PArenting supPOrt)」を導入し、その取り組みを進めています。今後とも全員のための大きな制度ではなく、一人ひとりにあった多様な働き方を提供することで、多様な人材が活躍できる環境整備を進めて参ります。

ペンシルダイバーシティ経営推進方針

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