PENCIL DIVERSITY ペンシルダイバーシティ経営

日本を代表する大手電機メーカーから定年後に再就職

2018.02.09

日本を代表する大手電機メーカーから定年後に再就職

- 福岡オフィス PIC天神 金森 洋介

20周年を機に、一番の財産である「ペンシルで働く人」をもう一度見つめ直す。
ペンシルは、それぞれの人材がその能力や個性を活かして生き生きと働くことができる環境整備を進め、多様で自由な発想を持って生産性を向上することで、自社の競争力強化につながる価値創造を行うため、ダイバーシティ経営を推進するプロジェクトを立ち上げました。
今回は、大手電機メーカーを定年退職後、ペンシルに再就職した「金森洋介さん」にインタビューしました。

ペンシルに入社したきっかけは?ペンシルを選んだ理由は?

ペンシルに入社する前は、大手電機メーカーで定年までの37年間、営業、開発、経理など、人事以外のほぼ全ての業務に携わってきました。定年後も、それまで関わっていたグローバルなEC構築プロジェクトに関連会社で継続して従事していたのですが、プロジェクトが東京に移ってしまったため、一年半ほどで退職することになりました。

まだまだ身体も健康で、社会へ貢献していきたかったので、すぐにハローワークに仕事を探しに行ったところ、シニア枠の募集をしていたペンシルに出会い、友人にペンシルのことを話してみたら、福岡のWEB業界では有名な会社でよく知っているということで、すぐに応募してみたんです。

金森洋介

ペンシルの最初の印象はいかがでしたか?
大企業からベンチャー企業への転身は?

まずは社内の飾り付けに驚かされました。今までどちらかというと固いイメージの会社にいましたので、真逆のやわらかくて自由な雰囲気に圧倒されました。ただ、そこから新しいものを生み出す力や勢いを感じました。

ペンシルは今ダイバーシティ経営に力を入れてますよね。そもそも創業時からダイバーシティの考え方でやってきたということなのですが、その経営哲学は私が長年勤めていた会社の経営哲学ととてもよく似ているんです。トップの経営哲学が明確で、きちんと社内に周知されているところもそうですし、よく「不易流行の経営」と言いますが、創業時から常にお客さまのことを考え、ずっとWEBコンサル一筋でやってきた継続性と、一方で新しいことにもどんどん挑戦していく変革性を兼ね備えている。

残し伝えるべきものはきちんと残し、変えるべきものは勇気をもって変えることによって、企業は継続することができるという考え方です。ペンシルは、あの経営の神様の考え方といろんなところで共通点が見つかります。いいところはどんどん取り込んでいくオープンなマインドとか。私はやっぱり30年以上あの会社に勤めていて、彼のことが好きなんですね。なので、ペンシルに入社したのも運命的なものを感じています。

現在どんな仕事をされていますか?

ペンシルではコンサルタントの作業効率化と品質に貢献することを目的としたオペレーション業務を担うPIC(ペンシルイノベーションセントラル)に所属していて、コンサルティングのアシスト業務を担当しています。具体的にはWEBサイトの月次や週次、日次のアクセス解析レポートの作成や競合調査などの各種資料作成などが主な仕事です。

また、ペンシルではクライアント商材が健康食品やサプリメントなど中高齢者向けの商品が多いのですが、平均年齢36歳の若いスタッフではなかなか気づくことができないと思われるシニア層へのアプローチなども自分の領域だと考えています。シニア層の購買事例や消費マインドの分析、また、シニア目線でサイトを改善していくSFO(シニアフレンドリー最適化)の研究をしながら、シニア視点での提案資料作成も担当しています。シニアフレンドリーへの対策は、少子高齢化の時代に今後の事業戦略を考えるうえでますます重要になると思いますので、この分野の支援にはどんどん挑戦していきたいと思っています。

あと、業務とは直接関係ないですが「働くこと」や「仕事とは」などをテーマに社内外から講師を招いて社内活性化を図ろうというフランクな社内研修に「おとな塾」というものがあり、こちらの講師も務めさせていただきました。前職での長年に渡るマネジメント経験をもとに部下マネジメントとモチベーション管理について話をしたのですが、ペンシルには若いマネージャーや管理職予備軍も多く新たな気づきになったという感想をいただき、やってよかったと思いました。実は、個人的に社内研修にどうかなというテーマをほかにもいくつか温めていますので、またその機会をいただけたらと目論んでいます。

金森洋介

現在はどんな勤務体系で働かれていますか?

所属しているPICは「メイト」といわれるパートタイム勤務のチームなので、私以外のお子さんのいらっしゃる主婦の方は大抵10時から15時くらいの短時間勤務で働いている方が多いですが、私は週4日間、9時〜18時までフルタイムで働いています。実は90歳を超えた父が介護施設に入っていて、週に1度の平日の休みに顔を見に行くことができるので、無理せずちょうどいい勤務時間だと思っています。

まだまだ心身ともに余裕があるようですが、仕事がもの足りないというお気持ちは?

はい、正直もの足りない気持ちがないと言えば嘘になりますね。定年直前までは大きなプロジェクトを統括する立場だったので責任の重さが全く異なります。

ただ、ペンシルはこちらから提案すれば検討いただけたり、受け入れてくれたりする風土があります。先日、おとな塾に続いて実施させてもらったSFO(シニアフレンドリー最適化)の社内セミナーも、比較的余裕のある時間に自分でインターネットで資料を探し出しだしたり、自分の見解をまとめたりした資料を、ぜひスタッフのみんなに共有させてもらえないかということで実現した話なので、今後とも自分から積極的に発信していきたいと考えています。

先ほどの「不易流行」ではないですが、今までの経験や蓄積してきたノウハウを何とかペンシルで役立てたいという気持ちと、今までしたことのない新しいことにチャレンジしてみたいというのが現在の素直な気持ちです。

休日はどんな風に過ごされていますか?

前職を辞めてペンシルに入社する前に3ヶ月ほど仕事をしていない期間があったのですが、その間に妻とあちこち旅行に出かけました。息子のいる信州を訪れてみたり、京都や九州内の各所にも出かけました。不思議なもので、昔は神社仏閣など全く興味がなかったのですが、歳を取ると神社仏閣に興味が出てきましたね。これからも、時間があれば国内の世界遺産などへも行ってみたいと思います。

あとは、ゴルフですね。月に1〜2回くらいコースをまわったりしています。20年くらいやっていますが、あまり進歩がありません。前職のOB会や昔の仲間と一緒のことが多いのですが、OB会などでは先輩方がまだまだたくさんいらして私なんてまだひよっこ扱いなのがおかしいところです。

若いスタッフに何かアドバイスを。

コンサルティングで重要なのは、コミュニケーション能力と提案資料などのドキュメント、さらに一番大事なのはコンサルタント自信の人間性というか、視野の広さだと思います。提案内容にあまり優劣がなければ、担当するコンサルタントの魅力が最終的な評価の対象になりますから、クライアントと雑談がどのくらいできるか、日頃から雑学をどのくらい仕入れているか、どんどん視野を広げて話術を研究して欲しいと思っています。

あとは、せっかくコンサルティングというクライアント企業の収益や成長に直結した仕事を担当しているのだから、経営的な意識やセンスを身につけていって欲しいと考えています。なかなか誰にでも経験できる仕事ではないですから。

最後に、定年後に再就職を迷われている方にも一言お願いします。

金森洋介

定年後に限らずですが、やっぱり何にでも積極的に挑戦してみるということでしょうか。それが今までにやったことのない新しい分野だったとしても、まずはやってみることです。やりたいことをやっていくパワーを持っているなら、一歩でも前へ踏み出していくべきです。

若い人ばかりの会社でついていけるかなと思ったり、自分の知らない世界に対して臆する気持ちも理解はできます。ただ、私だってそうでしたが、やってみれば何とかなるものです。勇気を持って進みましょうと言いたいですね。

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