AI時代の新たな消費者行動モデル「AIM-xxモデル（アイムモデル）」公開

研究開発型ウェブコンサルティング事業を展開する株式会社ペンシル（本社：福岡市中央区、代表取締役社長CEO：倉橋美佳、以下：ペンシル）は、AIと心理学研究から創出された、AI時代の新たな消費者行動モデル「AIM-xxモデル（アイムモデル）」を公開しました。

ペンシルで開催中のお祭り「博多ぺんたく2025」のサービスリリース第三弾として発表いたします。

これまでの消費者行動モデル

これまで多くのマーケティング施策は、消費者を「合理的な意思決定を行う存在」として設計してきました。従来の消費者行動モデルも、データやロジックを基盤に、いかに効率的に消費者の判断を導くかを主軸に置いてきたのです。

しかし、現実の消費者は必ずしも合理的に行動するとは限りません。

感情、習慣、無意識のバイアスなど、そこには複雑で不合理な人間心理が存在します。

結果、従来の消費者行動モデルに基づいたマーケティング施策では「行動が読み切れない」「施策が当てはまらない」といった事例が多く発生しているのが実情です。

態度変容マップPSYCHOL＋O（サイコロ）

ペンシルでは、こうした「不合理な消費者行動」をより深く理解し、心理的なアプローチで態度変容を促すことを目的として、心理学・行動経済学・ゲーミフィケーションの観点を取り入れた独自の態度変容マップ「PSYCHOL＋O（サイコロ）」を社内ツールとして開発してきました。

この「PSYCHOL＋O」では、各ステップ・行動の背後にある心理を可視化し、それに対する「心理トリガー」や「ゲーミフィケーショントリガー」を設計し、これらのトリガーを活用した施策を実施します。

そんな中、AIが消費者の生活に浸透し始め、社会の前提が変化しつつあります。

そこで、私たちは「PSYCHOL＋O」の考え方をベースに、AI時代における新たな消費者行動モデルを作成しました。

AI時代における新たな消費者行動フレームワーク「AIM-xxモデル（アイムモデル）」

AIM-xxモデルとは

AIM-xxモデルは、今までの消費者行動モデルと違い、「AIの介入」と「不合理的で根源的な消費者心理」を前提としています。社会の複雑性から人間の行動も複雑化していますが、人間は本来シンプルな行動原理で動いています。

AIM-xxモデルとは

このモデルの鍵は、AIが進化しASI(人工超知能)となる未来、シンプルなAIMモデルへと回帰していくことが前提になっているという点です。その過程で、AIの進化段階、それに伴う消費者の心理・行動の変化に合わせて、AIM-〇〇という形に進化していくのがAIM-xxモデルです。

〜2028年）AIM-RESモデル（Resonance）：不安時代×生成AIによる「共鳴型マーケティング」

AIM-RESモデル（Resonance）

現代の多くの消費者は習慣的にSNSやスマホを見ることによって多くの情報を自動的に手にします。しかし人間は情報量・選択肢が多いと、逆に行動することができなくなります。その結果、自分では処理・対処できないことへの不安を覚えます。この問題が生成AIが介入することで解決されます。

現在は、社会情勢の不安定さや情報過多、新しい技術の急速な浸透により生まれる不安が原因で、共感や共鳴（Resonance）など「守り」の本能を元に消費者が行動する時代です。

近々のAIを前提としたマーケティングでは感情に寄り添った、情報発信や情緒的なレビューの収集、情報過多によるカオス状態をどう払拭するのかというパッケージ戦略が鍵となります。

今後の展望

AIM-xxモデルは進化を前提としています。これからのAIの進化とそれにより満たされる人間の本能、それにより生まれる欲求を前提として、AIM-RESの先のモデルを準備しています。

〜2030年）AIM-IDモデル：自己価値一致×AIエージェントによる「アイデンティティ型マーケティング」

〜2040年）AIM-RPGモデル：自己超越・貢献×AGI(汎用人工知能)による「ゲーム型マーケティング」

〜未来）AIMモデル：人間×ASI(人工超知能)による「原始型マーケティング」

また、ペンシルでは「G-DXコンサルティング」や「推し活コンサルティング」、「サブスクコンサル」など、これらの時代を先取りしたコンサルティングサービスも提供しています。
これらのモデルとサービスを活用し、企業のビジネスを革新することで、消費者に消費者が本当に求める形で商品・サービスを届けることを目指します。それにより、社会の総合的な幸福度向上と人間とAIが共創する世界の革新に努めてまいります。

博多ぺんたく2025
https://www.pencil.co.jp/hakatapentaku2025/

『AI導入コンサルティング』をペンシルが提供開始、AI活用で企業の生産性の先の新たな価値を生み出すことを支援
https://www.pencil.co.jp/release/20250613_01/

「AI心理学マーケティング」をペンシルが提供開始。AIと心理学でマーケティングを科学的に再構築
https://www.pencil.co.jp/release/20250613_01/

『推し活コンサルティング』をペンシルが提供開始、新しいマーケティングアプローチで顧客エンゲージメントの向上を支援
https://www.pencil.co.jp/release/20241010_01/

ペンシルが「ゲーミフィケーションDXコンサルティング」を提供開始、ゲーミフィケーションの活用によって総合的な組織力向上を支援
https://www.pencil.co.jp/release/20231130_01/

サブスク事業の成功を支援する「サブスクコンサル」を提供開始、独自研究でサブスクを定義し体系化
https://www.pencil.co.jp/release/20210916_01/

AIと共に未来を創るプロジェクト「Project φ`s（ファイズ）」始動
https://www.pencil.co.jp/release/20250425_01/

ヒューマナライズマーケティング研究室について

「ヒューマナライズ」とは、「ヒューマン」+「アナライズ」からなる造語で、分析手法やデータのみに偏ることなく、データの裏側にあるユーザー心理を意識し、分析する「研究開発型企業」ペンシルの研究開発機関です。

一般的な心理学・行動経済学を活用した研究にとどまらず、妖怪研究などあらゆるアプローチで研究を行っています。未来の可能性創造のために、妄想・空想をいかに現実化させられるかを日々追い求める集団です。

株式会社ペンシルについて

株式会社ペンシルは、企業のウェブ戦略を成功に導く研究開発型のウェブコンサルティング専門会社です。独自の視点から実験や研究を重ね、研究結果によるノウハウをもとにクライアント企業のウェブサイトを分析し、ウェブからの売上や成約をアップさせるためのコンサルティングを実施しています。ウェブサイトの目的と目標を明確にするコンセプトワークから、アクセス分析、マーケティング、競合調査、企画提案、ウェブサイト制作など、ウェブサイトの入口から出口までを総合的に支援しています。ペンシルは「インターネットの力で世界のビジネスを革新する」を企業理念に掲げ、常に新しいインターネットの可能性に向けて挑戦を続けています。

ペンシルの会社概要など、詳しい情報はこちら